「あんまのおじいさんは、こわいもの‼」。

皋「あんまのおじいさんは、こわいもの‼」
米谷「あんまのおじいさんが、哀しむやろ‼」肩を掴み、揺らす。
朝霞「江戸川乱歩先生の『盲獣』とかねぇ…。こわいというか、やばいよな。そして、もはや、芸術家…」
皋「あんまのおじいさんは、芸術家‼」
安曇野「はっ‼ 『恐怖新聞』、未だに増刷され続けていのね!? でも、『うしろの百太郎』は売ってない‼」
皋「ほら、『恐怖新聞』に出てくるから。あんまのおじいさん。あんまが何か解らないまま、あんまのおじいさんを恐がっていたものだなぁ…」
米谷「詠嘆‼」
朝霞「っていうか、『恐怖新聞』なぁ、購読契約してないのに、窓ガラス突き破って届けられるんだぜ。こっちは、寿命縮むのに…」
安曇野「多分、一部余らせたら、配達期間がいくら延びるとか、ペナルティありそうよね。あれ…」
皋「だから、あんなに必死なの…!?」
米谷「うちなんか、結構、頻繁に夕刊配達忘れられるんやで…。『恐怖新聞』を見習って欲しいわ…」
皋「でも、窓ガラス割られるんだよ?」
米谷「それは、嫌やなぁ…」