「G線上の歌声が、好き」。

安曇野「せせ、きっと、G線上の歌声が、好きなんだわ‼」
米谷「……。はい…?」
安曇野「楽器の女王こと、ヴァイオリン特集を見たの。ヴァイオリン職人を目指しているせいじとおんなじことを言っていたわ。やつは、300〜400年、ほとんど形が変わっていないと‼」
米谷「はぁ…?」
安曇野「せいじと言っても、眼帯、長髪、和っぽい傘に、私服がパーカーで日本中の読者を驚かせたせいじではなくてよ」
米谷「誰や、そのせいじは…!?」
朝霞「的場静司だろ?」
皋「高橋一生じゃないほうだね。うん、そう、諏訪部順一‼」
米谷「何の話や…!?」
安曇野「せせが思うG線上の歌声は、amazarashiの人」
朝霞「それはそうだな…」
安曇野「ほら、音程は合っているのに、なんだかしっくりこないのは、ヴァイオリンでいうところの、隣の線上で弾いていたってことなのよ‼」
皋「つまり、同じ音程を隣の線上で重複して弾けるってことなの?」
安曇野「そういうこと‼」