「中学は、歴史が浅いから」。

安曇野「私の卒業した保育所、幼稚園、小学校、高校で何かしら廃されている…‼」
皋「中学は? 何か廃されてないの?」
安曇野「中学は、歴史が浅いから。まぁ、30年くらい? 合併されて出来たから、お父さんと出身中学違うの。当時、生徒が机と椅子を新しい学校まで運ばされたという話を集会で聞いたわね」
米谷「地獄やな…‼」
朝霞「僕は、体育館で机と椅子使うとき、運んでもらってたぜ?」
安曇野「せせも。椅子だけだと、先生が持ってやれよとか、もうその人の人間性にかけるとかで色々ね…」遠い目。
米谷「人間性…‼」
皋「で、それぞれ、何が廃されたの?」
安曇野保育所と幼稚園は、廃されました。保育所が無くなるとき、卒園生を読んでお別れ会をしたのね。家帰って、号泣したから。小学校低学年の子が。あれ、実家なくなるくらいのショックよ?」
米谷「うっ、想像したら、泣けてきた…‼ 小さいあずみん‼」
朝霞「小学校は、木造校舎が壊されたんだろ」
安曇野「うん。釘に指を引っかけて、ぞうきんが血でそまった思い出☆ の木造校舎…」
皋「木造校舎、危ないねぇ〜」
安曇野「しかし、木造校舎だと、梅雨時に湿気ないから、制服が汚れなくて済むのよ。手摺がないと階段登り降りできない子供のことを考えろよな…」
朝霞「で、高校は?」
安曇野「理数科が無くなったの…。せせが卒業した次の年度から高校の附属中学ができてね。食われたのよ…」
米谷「高校生から見たら、中学生可愛いよ?」
安曇野「でも、卒業した後だから‼」涙目。
朝霞「でも、中学入試で休みになっただろ?」
安曇野「うん、それはある」