「下の子が見えないので、上の子とさよならよ」。

米谷「あずみん、ちゃんと歯医者さん行ったん?」
安曇野「ええ。下の子が見えないので、上の子とさよならよ。もう来月の話だけど」
美稲「は…?」
朝霞「あぁ、親知らずか」
美稲「何故、解る!?」
米谷「上も下も生えてれば食べ物の汚れも取れるけど、片方だけだと汚れてたら汚れたままでよろしくないから抜歯したほうがいいぜ? って、諭されるんや」
皋「浪人生って、受験勉強以外にも、親知らずと闘う人多いよね。ちょうど年齢的に」
朝霞「お前ら、早く歯医者行っとけよって、予備校の講師が忠告するもんな」
米谷「オレも浪人生のとき、親知らずと闘った。二十代半ば」
皋「時期的にね。だんだん生えてくるからね」
安曇野「やはり、浪人生は親知らずと闘う運命なのね」