「安心感のある、大人になりたい」。

安曇野「なんかこう、泉水お兄ちゃんもとい加瀬亮氏を見ていると、ああ、私もちゃんとした大人にならなくてはなと思ってしまうわよね。安心感のある、大人になりたい」
皋「せせらぎちゃんって、そんなに安心感ないかな?」
米谷「君ら、三人そろって、医学部三大ふわふわやで?」
美稲「え、オレは、朝霞に会うまでは安心感のかたまりや言われとったけど」
安曇野「ああ、くなたんに出会ってしまってから、そんなになったのね」
朝霞「まあ、でも、一番社会性のない感じなのが、あずみんだな」
安曇野「そうなのよ。私、高校や予備校で、何もないのに、よく『大丈夫?』と問われたものよ。逆に何が? って感じだったのだけど」
米谷「目の焦点、合ってないからでは?」
安曇野「だから、これ、つけまつげのせいよ。目のハイライトがうつらないようにしているだけよ」
皋「うーん、せせらぎちゃん、会話してるとだんだん飽きてきて相槌放棄するからじゃない?」
安曇野「あ、うん。せせ、それでよく電話切るもの」
美稲「切らないで?」
安曇野「だって、せせ、人間に興味ないし」
米谷「人間に興味なくて、臨床医ってきつくない?」