素敵休日の過ごし方。

菅沼「高峰岸せんぱい。休日を素敵に過ごすためには、自分の得意なことを伸ばして行けば良いらしいですよ。そういう研究結果があるそうです」
城「高峰岸に得意なことなんてないだろ。あいつ、何も知らないぜ」
高峰岸「何も知らないわけあるか!! お寺さんの知識はそこそこあるわ!!」
前橋「それさ、休みの日は面倒なことをしたほうが満足感が高いってやつでしょ」
菅沼「それです。テレビを見るのはらくちんですが、特に何も得ることができません。一方、美術館に行くのは面倒ですが、ああ、楽しかった〜となるわけです」
城「ふうん?」
前橋「そして、やはり、世に生きる大半の人が、勉強時間が足りないことによって不幸になっているという結論がね」
高峰岸「オレ、いつまでその話題に苦しめられるんですか…?」
城「高峰岸さんって、勉強嫌いのくせに何故わざわざ京医なんか志望校にしたわけ?」
前橋「ああ、確かに。医学部に行きたかったとしても、私立大とか、地方大とかもあるわけだし」
高峰岸「オレ、母方の祖母が茶道の家元なんですよ」
菅沼「まさか…!?」
高峰岸「物心ついてからというもの、毎日、お茶、お茶…。その当時、祖母には内孫がおらず、期待は外孫であるオレに。そして、いつの日か、俺は祖母の養子にされて実の母親の弟になってしまう…」
前橋「モラトリアム」
城「モラトリアムだなあ」
菅沼「つまり、僕は受験勉強で忙しいので、お茶のお稽古はできませんという言い訳ですか」
前橋「できるだけ勉強時間を確保するために、できるだけ難しいところを選んだというわけか」
以下、読了。

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