犀川先生と萌絵ちゃん、意外とまともな人たち。

以下、読了。

犀川先生と萌絵ちゃん、今までごはんを食べなくて具合がわるくなったことがないらしい。「嘘!?」と思った。ちゃんとおなかが空いたら、ごはんを食べるそうです。偉いなぁ~。
東大生は、某ファストフードを絶対に食べないそうです。そういう危機管理が、犀川先生と萌絵ちゃんは、出来てるんですね。犀川先生はともかく、萌絵ちゃんは諏訪野さんがいるからな。ごはんを抜くなんてありえませんものね。
シャーロック・ホームズは、ごはんを食べると頭がぼうっとしてしまうので、謎と向き合っている最中はほとんど食事をしません。あの人は完全に謎解き命で、煙草吸ったり、薬にたよったりしているのです。そして、よく体調を悪くする。ワトスンから休みなさいと言われて休むも、休んでいる先で必ず事件に合う。
犀川先生は研究が好きだから大学の先生なんでしょと萌絵ちゃんに度々言われる。が、仕事だからと返す犀川先生。研究者もタイプとして四季のような天才と、犀川先生のサラリーマンに別れる。謎があったら解けるまで考えるのが天才なのかな。だから、四季のことは、考えないようにしていたとも言える。
博士の愛した数式』の博士は「考えている最中に話しかけないで」だし、エニグマ作った人は研究のために辛い治療を刑として選らんだし、「シカゴ・メッド」の物理学者は内臓壊れても頭をクリアにする治療選んだし。その点、犀川先生と萌絵ちゃんはまともなのです。
感想文で、萌絵ちゃんがアホになったのが見てられないとあって意外に思った。ギラギラしてた書生時代の明智小五郎を知っていて、少年探偵団に手柄を譲ってしまう明智小五郎が許せないあの気持ちかな。でも、本来、萌絵ちゃんはふわふわした子なんだよ。明智小五郎は、小林少年が成長した姿だしね。