「これは、全て、岡野の悪ふざけ」。


写真撮影。
九原「なあ、朝陽ちゃん、これ、普通に着たほうが可愛いんでねえが?」
朝陽、上を向く。はっとする。
朝陽「違う、違うんや…。これは、全て、岡野の悪ふざけ」
岡野「何、言ってるんだ。世間の女子中高生は、女優・谷地朝陽の制服姿と言ったら、こんなんをイメージするよ?」
九原「ああ、うん…。そうがもしれねえな」
朝陽「何を言うか!! うちは、生まれてこの方、制服を着崩したことなどおへんわ!! ていうか、中学の制服、アレ、無理やし!! かぶりの制服をどう着崩せと!? 中学かて、意味不明なシスターどもに、髪型をどうのこうのって…!!」号泣。
岡野「泣くことのほどかなあ…」
九原「まあ、学校行くのに、りぼんの柄のタイツを履いて行く子ななんてねえ…」同情。
朝陽「ちょっと、編集の人!! ちゃんと書いてね!? これは、岡野の悪ふざけです!! って!!」涙、涙。
岡野「そんなに、嫌なのか…」逆に傷つく。
九原「岡野さん…」肩に手を置く。
以下、読了。