ファッションにおけるコンテクスト。

ほあら「ねえ、やっぱり、高校生になったら、高校生らしい服を着なくちゃいけないの?」
日示理「ほあら。今しかできないファッションを楽しむことも大切なのよ」
ほあら「よくわかりません。別に、高校に通っていなくても、性別が男でも、セーラー服を着て街を歩いてはいけないという法律は存在しません」
計人「ほあらちゃんは、厳密に考えたがる子だね☆」
日示理「まあ、研究者の娘だから。そんなほあらには、論理的に教えたほうが早かったりする。ファッションというのはね、コンテクストありきなのよ」
ほあら「解った!! つまりは、ほあらが小学生の女の子みたいな服を着ていても、問題は存在しないということだね!?」
計人「ほあらちゃんって、別に太ってるわけではないけれど、まあるいイメージだもんね☆ まあ、大丈夫。いくらなんでも三十代になっても、今の服が似合うってことはないだろうから」
ほあら「へえ、じゃあ、やっぱり、今似合う服を思う存分着て楽しんだほうが得策みたいだね」
計人「そうそう」
ほあら「じゃあ、今を楽しむために、洋服代ください」
計人「ええ…!?」
日示理「ほあらは、しっかりしてるね☆」