「どの役が好き?」

九原「統ちゃんは、朝陽ちゃんの映画、どの役が好き?」
統「ん〜。『節度と自由』の優子ちゃん」
朝陽「さすが目の付けどころが違わはるわ〜」
九原「ええ…!? あれって確か歳の離れた養子の姉と後妻の忘れ形見の妹とのドロドロな話だよね!?」
朝陽「せやで。優子の『ゆう』は自由の『ゆう』やで」
統「せやったら、朝陽ちゃんのお兄ちゃんは何が好きなん?」
九原「『秋空に手を伸ばす』の小林花澄子」
朝陽「うわっ、ベタ!!」
九原「いいじゃん!! 花澄子、かわいいじゃん!!」
統「んー、かわいいけど、好きな人からすごく恨まれたはる役やからなあ…。そこがちょっと…」
朝陽「そうか。お兄ちゃんは、そういうんが好きな人やからなあ☆」
九原「それは違うよ!!」涙目で抗議。