耳引っ張ると、よく見える。

朝霞「ねぇ、これ、耳引っ張ると、目がよく見えるよね。視界が明るくなる」
皋「まぁ、目と耳、漢字似てるし」
米谷「う〜ん、漢字の問題かな?」
安曇野「目もよく見えるけど、やっぱり、フィギュアスケートごっこが、断然、楽になるわよ」
米谷「何して遊んではるん? 安曇野さん」
安曇野「ほら、よく片脚あげて、くるくる〜って、回るじゃない。あれよ。やっぱり、筋肉の問題じゃなくて、平衡感覚が悪くて、非利き脚が難しかったみたい」
皋「米谷さんも、くるくる〜ってしてる?」
米谷「いや、おれは、トリプルアクセル一筋やから‼」
朝霞「本当に跳ぶ気なんですね…。そんなこと言ってると、最終的に4回転ルッツ、跳ぶことになりますよ!?」
米谷「……。えっ…!?」
皋「楽しみだねぇ〜。4回転ルッツ出来る消化器内科医として、テレビ取材がくるよ‼」
米谷「よ、よんかいてん…」
安曇野「そう、やーたんにばかり、フィギュアスケートやらせていては、申し訳がたたないので、せせは例の真顔で超絶シークエンスをば、ね☆」
皋「解る‼ せせらぎちゃん、跳ばなければ凄いよ、きっと‼」
朝霞「あの、最初のほうのフィギュアスケートは、まさに氷にfigure(図形)を描くってやつ?」
安曇野「そうそれ‼ 中学の体育終わったあと、先生が謎の難しいステップを踏んでいて、せせはすぐ出来て先生がびっくりしていたから‼ 3次元の踊りの振り付けはほぼ覚えられないのに‼ 何故なら、小脳ほぼ機能してないからね‼」
朝霞「ステップは、小脳じゃないのか…」
皋「平面だから、なんかちがう所で覚えられるかな」
安曇野「3次元が未知の世界なだけで、図形問題、異常に得意だからそれかな」
米谷「ステップは、図形なんや‼ フィギュアやな☆」