「アガサって、社会派だったのね」。

安曇野「そう言えば、オリエント急行で起こるというあの事件のドラマを観たのだけれど、アガサって、社会派だったのね」
無反応。
安曇野「あれ? 皆さん、探偵小説は読まないのかしらん」
朝霞「筋だけは知っている」
皋「私も各所で『アガサの小説は凄いぜ』って見かけるから、朝霞に筋だけ教えてもらった」
米谷「同じく」
美稲「ねぇ、楽しい!? それ、ほんまに楽しいかな!?」
朝霞「大体、探偵小説書く人多すぎない? 日本人作家ですら、一人で二十年とか出版し続けてるんだぜ? 読めない、読めない」
安曇野「なんかね、日本人作家の古典なら、全集出してくれてるから、ここを読もう‼ ってなるけど、なんかこう外国の作家だともういろんなところから出てて意味不明なのよ」遠い目。
美稲「読みたいの、読みはったらええねん‼」説教。
皋「本屋か図書館にあるやつを読めと」
美稲「そうや、出合ったやつを読め‼」