七夕くん的、かっこいい言葉「最密充填」。

七夕「あぁ、かっこいいよなぁ。最密充填☆」
菜苗「え、そんなにかっこいい?」
栄「何を言う。お弁当箱の中身が最密充填か否かで、午後の授業のパフォーマンスが変わってくるで?」
菜苗「あぁ、確かにそれはあるかもね」
七夕「そうだぞ。ちなみに、菜苗の作るお弁当は最密充填じゃないことで有名だ」
菜苗「隙間くらい、あってもいいのよ。息抜きが大事やで☆ と、綾綺おじさまもよくおっしゃってね」
栄「それはな、お前やからや」まじ。
七夕「あ、そうだ。最密充填、まじ、かっこいいよな☆ という話を随所でしていたら、マシュマロとパスタをもらった。モデルつくっちゃおうぜ!?」わくわく。
菜苗「食べ物で遊ばないの」
栄「いやいや、マシュマロなんて遊ばれる運命やて。投げて食べられたり、投げ落とされてゴミ箱行きになったり、ドロドロに溶かされたり」
七夕「なんだか切ないな。マシュマロ」
栄「ええと、まずは体心立方格子」ときめく栄くん☆
七夕「じゃあ、七夕は、面心立方格子な。菜苗、六角形のやつ作る?」
菜苗「六角形は興味ないの?」
七夕「なんだか、微妙なんだよな。七夕の乙女心が理解できないかな?」
菜苗「全く理解できません」
七夕「そう言えば、竹乃進に聞いたら、オレ、体心か面心か全部区別できるでって言ってた。これ、テストに出ないよって参考書に書いてあるのに」
栄「さすが化学バカ‼」
菜苗「最密充填って、数学と関係ある?」
栄「ふふふ、大有りやで‼」テンションマックス。
七夕「うんとな、牛乳ビンを枠の中にぎゅうぎゅうに詰めるとするだろ」
菜苗「うん」
栄「平方数やったら、正方形に詰めたやつがどこまでも最密かと思うやろ。これが、違うんやなぁ〜」にやにや。
菜苗「へぇ〜」
七夕「目が死んでいるぞ、どうでも良さそうな顔をするな‼」
菜苗「なんとなく聞いてみたけど、やっぱりいいかと思って」
七夕「それ、『そら、よろしおしたなぁ』ってやつだろ、京都の人みたいなこと言うな‼」ぷんすか。
菜苗「だって、京都の人だもの」