ゆったん的に、統とのつきあいは相当重要。

七夕「ゆったん的に、統とのつきあいは相当重要」
菜苗「何よ、もう‼ いつもは、一人称『七夕』のくせに、当て付け!? 当て付けなのね!?」ぷんすか。
栄「菜苗、誓子お姉ちゃんコンプレックスが酷すぎ」
七夕「何で、そんなプリプリしてるんだ? 誰だって、統とふれあっていたら、心が清らかになるものだとばかり思っていたのだが」
栄「せやなぁ。七夕のこと、女の子扱いしてくれはるんは統だけやもんなぁ。貴重、貴重。はっはっは」七夕の肩をぽんぽん叩く。
七夕「七夕もな、統の前では女の子ゆったんで居ようと思えるんだ。素敵だろ?」
栄「てか、菜苗が七夕を女の子扱いしてくれればええのにな」
七夕「なっ☆」
菜苗「どうせ私は統さんみたいな誰もが認める乙女じゃあないわよ‼」涙。
七夕「フルート吹けないしな。何だよ、お琴習ってるって。いつの時代だよ」
栄「うん、まあ、ここは京都やし、お琴でもええと思うけどな」
菜苗「……。形見があったの」
七夕「それ、しーちゃんのだろ。竹乃進が恐がるぜ?」
菜苗「はっ!!」気付く。
栄「しーちゃん?」
七夕「あーちゃんの妹!! あーちゃんは、七夕のお父さまな」
栄「ふうん、そうなんや」