もんじゃ風、お好み焼き。

城「いいか、真似すんなよ。高峰岸」
高峰岸「解った」
前橋「わ、解っただと…!? 先生も食べるんだよ!?」
高峰岸「多分、火さえちゃんと通しておけば食べられるでしょう」
菅沼「うう、関西人ならばちゃんとお好み焼きが焼けるはずとたかをくくっていた東北人ふたりが甘かったようですね…」
前橋「そう言えば、城さん。実家で料理禁止令が出されているけど、お好み焼きは焼けるの?」
城「ふん、当然です。たこやき作り、お好み焼き作りは関西人のたしなみですからね。まあ、ホットプレートなら直接的原因のボヤ騒ぎはないだろうとの父の判断ですよ」
菅沼「やっぱり、高峰岸せんぱいは関西人じゃあないんですか? 茶道の家元の外孫なのに」
高峰岸「うん、まあ、所詮、外孫は外孫っていうか…。害は大いに被っているけれど」遠い目。
前橋「君、そのお好み焼きの材料を一体、どうする気なんだい!?」
高峰岸「幸い、ここにはいろんなこなもんの作り方の載った紙があります。そこで、オレはお好み焼きをもんじゃ焼き風に焼いていこうかと」
前橋「うん、先生、本当に一口でいいから…」