「福袋」をこじらせる。

菅沼「高峰岸せんぱい、昨日のさつまいもおいしかったですね!!」うきうきしてる。
高峰岸「まあ、正確に言うと、石焼き芋ではないが、一応、焼いたからね」
城「結局、食べられてないじゃんか」
前橋「まあまあ」
菅沼「しかし、みんな、行きたいお店に行けてないもんなんですね」
城「君たちだけだからね?」
前橋「あれから、家に帰って思い出してたらこういろいろ思い出してきて寝られなくなったよ。あははあ☆」
高峰岸「え…? 京都の飲食店、ほぼいきつくしてるんじゃあないかって噂の教授が…?」不思議☆
菅沼「高峰岸せんぱい、今の前橋教授はこうだけれど、昔の前橋教授は同世代の友人のいない現在の僕らのような学生生活を送っていたのですよ?」
高峰岸「ああ、そうだったね」
城「ああ、年下かあ。年下じゃあ、おごってもらうわけにもいかないですしねえ…」
前橋「そうなんだ。僕なんか、雨の日には、室内でおやつと決めていたからね。小さなお友達が喜びそうなおやつは何かがんばって探し求めていたものだよ」
菅沼「大変だったんですね」
前橋「こじらせると大変だよね。小さい頃に福袋買ってって言い出せなくってさ、ある程度、お金に自由がきくようになってから福袋を買いまくるという醜態に出てしまったのだが、結局、なんか気に入らないんだよね。あれに入ってる服って」
城「だから、同じお年玉使うんなら、本当に気に入ったもん買ったほうがいいですよ」
菅沼「ああ、自分、本ばっか買ってるなあ…」
高峰岸「特に正月だからとかなく、いつもと同じものを買うパターンか…」
前橋「そういう福袋をこじらせたときみたいなあれなんだよ。京都中の飲食店を制覇してやろうという気持ち☆」
城「そして、どくたーまつもとじゅにあの居場所がなくなる…」
高峰岸「松本ジュニア!! なんてお気の毒!!」
菅沼「そんなん家がいちばん安全なのにねえ」
城「出不精だね!! 菅沼くん!!」
菅沼「はい、そうですね」