「おなかいっぱいにされた」真相。

名寄「昨日、鷺沼先輩が数学の懸賞問題で副収入を得たからと、僕らをお気に入りの台湾料理店へと誘ってくれたではないですか」
鷺沼「何の問題がある、言ってみろ?」涙目。
夜込「いや、台湾料理はおいしかったけども」
鷺沼「けども…?」
名寄「僕たちの胃の大きさを考慮していないのです!! お皿にどーんと、黒コショウにまみれたなんかの肉が!! 正直、あれを見ただけで食欲が失せましたよ!!」
夜込「いや、確かにおいしかったけども」
名寄「あれだけあったら、3回はごはんがいただけますよと!!」
鷺沼「君たち、あそこのお店は料理の持ち帰りが可だから、無理して食うなって注意したよねっ!?」
夜込「そんなこと言ったって、スープはお持ち帰りできないし、スライス豆腐だけでもうおなかいっぱいになっちゃうわよ!! 残したくない!! 残したくないのよ!!」混乱。
名寄「ということで、僕たちはあれからおなかが痛くて大変だったのです。誰かさんのせいで、消化不良に」
夜込「レディースカレーセットでもおなかいっぱいになって、お店の手作りプリン恵太くんにあげたの忘れたのっ…!?」涙。
鷺沼「なんで、オレがおごってるのに、こんな文句を…」本気で傷付く。
名寄「今度は、お手製料理にしましょう!!」
夜込「そう、それがいい!!」
鷺沼「ああ、うん。そだね…」苦笑い。