眠い時の電話。

高峰岸「菅沼…。お前、昨日、電話した時、めっちゃ喋ってなかったか…?」
城「……?」
前橋「ああ、それね。眠かったんだよ、きっと」
菅沼「はい、そうですね」
城「電話嫌いの子に、わざわざ電話をかけるとは、さすが高峰岸…」
高峰岸「違うよ、教授に頼まれたんだよ!!」必死。
菅沼「まあ、緊急の用件でしたので。資料の整理がどうのこうのという」
城「え、私は…!?」
前橋「うん? いいの、いいの。城さんは、ふたりなぎなた部でしょと思って」
城「眠いのに、資料整理なんかやったら、完璧落ちませんか?」
菅沼「はい、意識が遠のきましたので、早く寝て早く起きて作業再開です☆」
高峰岸「ていうか、ホントにびっくりしたよ。昨日」
菅沼「そんな驚かれるほど喋りましたかね、僕?」
前橋「菅沼くんって、普段、相槌すら面倒になってくる人だからね。会話で返されると、うおうってなるんだよ。そして、酔ってるか、寝不足なんだなってよく解る」
菅沼「恥ずかしい!!」
城「へえ〜」