お菊と語る高峰岸さん。

菅沼「高峰岸せんぱい、猫の舞妓さんですよ!!」
高峰岸「可愛そうに。病気の親を助けるために、借金の肩代わりとして花街に売られてきたんだな…」
城「いつの時代だよ」
前橋「信じられなく酔っている」
高峰岸「お前さん、名はなんという?」
菅沼「ええと、確かお菊です」
高峰岸「そうか、お菊か。いい名だな。お菊は、今、置屋という名の猫箱に閉じ込められているわけだ」
菅沼「……。?」首をこてんってする。
前橋「そんなにお菊のことが好きなら、身受けすればいいのに」
高峰岸「そんなお金はありませんよ」
城「ここだけ冷静だ」
菊水「紗々お姉はん、菊水ともっと遊びましょ」
前橋「ふふふ。やっぱり女の子は、女の人がいいんだね☆」
城「菊水って、本当の名前?」
菊水「おばあさまも、おかあさまも、菊水やった。せやから、菊水が舞妓はんになるまで、他のお姉はんらに取られへんように、菊水って名前つけた」
高峰岸「うおう…」
前橋「何気に重い話だ…」
菅沼「そして、今からこうやって舞妓修行をしているというわけですか。はっ…!!」
前橋教授のほうを見たらベテラン舞妓がいた。
前橋「こちら野苺さん」
野苺「野苺どす」
高峰岸「ネーミングセンスどうしたんすか…?」顔面蒼白。
菊水「ずっと菊、菊、菊〜で飽きはったって」
城「そんなこと言ったら、菊水ちゃんは公私に渡って、一生、菊水ちゃんですけど」
高峰岸「小学校行ったら…」
野苺「そのための幼稚園から大学院まである学校どすえ」
菅沼「すごく考えてる…!!」
前橋「でも、中学までしか行かないじゃないですか」
野苺「舞妓にならへん未来も考えてのことどす」
城「至れり尽くせり!!」