お茶屋さんで説教。

お茶屋さん☆
高峰岸「いいか、城。江戸時代はな、約束をするのにも『死んだらごめん』と言ってな、自分が死なない限りは約束を確かに守りますと誓ったものなんだ」
城「私、そこまでしなくちゃあならないなら、約束なんかしなくたっていいです。延々と相手がやってくるのを待ちます。人を信じる気持ちを大切にして生きていきます」
高峰岸「そういうことを言ってるんじゃありません!!」
菅沼「前橋教授。江戸時代、なんかいろいろと重くないですか?」
前橋「重いね。だって、約束破ったら、実際に自分の指を切って相手に送るんだよ?」
城「ああ、遊女ですか」
菅沼「指なんかいらないですよ!!」
城「それでは、指切り、げんこつ一万発、針千本飲ます以外でお願いします」
前橋「いやあ、僕はこのお店に来られただけでいいけどね」
菅沼「はい、舞妓さんが見たいです」
高峰岸「お前、言っちゃったな…!?」
前橋「お金、菅沼君が払うんなら、いいんじゃない?」
城「あ、大丈夫です。お父さんのツテで解決します☆」
高峰岸「……。ごめん、オレも少し出すわ。少しやけど」
城「お父さん。大学の人が舞妓さん見てみたいって。え、それなら、現場にくればいい?」※電話中。
菅沼くん、首を横に振る。
前橋「うん、まあ、気難しい人だからね。やめといて正解だよ」
高峰岸「しかも、現場って要するに仕事場だからなあ」