針違いともふもふ。

城「せんせーい、針、貰っていいですか?」
前橋「駄目です」きっぱり。
城「ええ、針なんかいっぱいあるじゃん!! なんなら、菅沼くんが使用済みの針でも」
高峰岸「お前、ご遺体を縫った針を何に使うつもりだ!?」
菅沼「城せんぱい…。針刺しが原因で、この道諦めるお医者さんもたくさんいるんですよ?」
城「あ、違う。針違いだ。オペ用のやつじゃなくて、手芸用のやつだった」
高峰岸「間違えないよ!! 逆に、どうしたら間違えるの!?」
城「違うの、違うの。手先の器用な菅沼くんに、もふもふしたものの作り方を教えてあげようかと思って」
菅沼「もふもふ…!!」反応。
城「ほれ、もふもふだよ」白衣のポケットから取り出す。
菅沼「わあ、もふもふしてる!!」
前橋「菅沼くんが喜んでる」頬を赤らめる。
城「これを作るのに使うのが針なんだな」
菅沼「へえ、やってみようかな」
前橋「先生、材料くらい買ってあげるよ?」
城「わあい、手芸部だ!!」