帰ってきた広海さん。

広海「誰や!?」
自分ん家に帰ってきたところ、見覚えのある顔やらない顔やらが揃っている。
水鶏「見てわかんないの? 将棋だよ、将棋」
広海「いや、将棋は解る。何故、外で?」
皋「あ、朝霞のお父さん、こんばんは!!」
安曇野「くなたんのお父さん、方言使うの!?」衝撃。
柳「まあ、私は東京出身だから」
安曇野「へえ、そうなんですか。くなたんって、一昔前の女子高生みたいな喋り方しますよね」
柳「まあ、綺麗な標準語、話せるからって大学では演劇部に入ってたみたいなんだけどね」
皋「朝霞の演劇、超たのしかったー。あれ、またやんないの?」
朝霞「まあ、仕事に慣れたらだな」
美稲「そんな暇おへんやろ」
米谷「はい、次。美稲くんの番やで」
美稲「あ、はい」
広海「なあ、柳さん…」
柳「あなたが、いつも大学で楽しそうなことばかりしているからいけないのよ。教員でもないのに、いつまでたってもロボットばっかり作って!!」
皋「え、ロボット!?」ドキッとする。
広海「ロボット、見るかい?」
皋「せせらぎちゃん、ロボットだって!! あれとかこれとかいるかな?」
安曇野「おそらく、果枝つんが想像したやつは、ここにはないと思うわ」
広海「よし、せや、今から大学に戻って」
柳「あなた、明日もお仕事でしょう?」笑顔で。
広海「ああ、すみません…」
水鶏「なあ、みんなもう帰ったら?」
皋「もうちょっと居る!!」
安曇野「私は、果枝つんと一緒に帰るわ」
米谷「オレは、美稲くんとの勝負がつくまで」
美稲「いや、オレ、もう帰りたいんですけど…」
広海「いや、もう帰ってくれへんかな?」
柳「別にいいじゃない。若いんだから」
米谷「オレだけ若くない…」