「救急」が怖い、くなたん。

安曇野「くなんたんは、最初、どこの科からスタートだったの?」
朝霞「うん? 憧れの内科」
美稲「朝霞、内科しか行くとこないもんな!!」
皋「そうだね。できるだけ手の器用さが必要ないところに行くべきだよ!!」
安曇野「くなたんは、出世するタイプだもの!! うなぎしか解剖してなくても、教授にはなれるらしいわ!! だから、大丈夫!!」
朝霞「……」
米谷「みんな、朝霞くんがすごく落ち込んではるで…?」
皋「で、次はどこなの?」
朝霞「まさかの救急…。せめて、いちばん最後ならば、どうにかなるかもしれないと思っていたのに…」
美稲「な、なんとかなるて」
朝霞「とにかく邪魔にならないようにする」
皋「うーん、朝霞みたいな子だと、スーパーローテート方式は合わないよなあ…」
安曇野「できないことはできなくたっていいのよ。だって、くなたん、絶対僻地になんか行かないもの。ていうか、よしんば行きたいと思ったとしても行けないもの!!」
朝霞「うん、もう出世することだけ考える」
米谷「それでいい。それがいい!!」
五分後。
柳「あれ? みんななんで泣いてるの?」