なーくんのパートナー2。

鶫「なーくんは、どんな子が好みなの?」
名寄「和」と書いたノートを見せる。
鷺沼「ああ、普段着が着物みたいな?」
名寄「僕の妻は、着物です。年中、着物なんです」
鶫「素敵!!」
名寄「色白、黒髪」
鷺沼「ふうん」
名寄「そして、自宅が重文の料理研究家の人。あの人の生活を地で行くような大和撫子がいいのです」
鷺沼「お前は、固有名詞を覚えろ」
鶫「ああ、家が町屋の人だよね?」
名寄、頷く。
鷺沼「通じてるっぽい!!」
名寄「そんな奥ゆかしい女性に、人前で主人と呼ばれたい!!」
鷺沼「珍しく興奮してるなあ」
名寄「昭和の小説みたいな!! そんな生活がしたい!!」
鶫「だから、石畳見たいって言ってたのか」
名寄「僕、和風な一軒家に住みますよ!!」
鷺沼「うん、がんばれ」