哀しいことがあると歩きたくなる菅沼くん。

菅沼「哀しいことがあったので、帰ってもいいですか…?」
高峰岸「菅沼…!!」
城「哀しいことがあったときの対処法って、人生でいちばん有用なもののひとつだよね!? 先生、先生はどうするんですか?」
前橋「哀しいこと…。とりあえず、死にたくなるか、殺したくなるだろうね」
高峰岸「いや、そうですけども」
菅沼「僕は哀しいことがあると、その場からひたすら歩いて帰りますね。電車やバスなんか、絶対に乗りませんよ」
高峰岸「だから、お前、早速、帰ろうとしてんのか!!」
菅沼「哀しいことがある度に歩いて帰れば、健康な足が!! 健脚が手に入るのです!!」
城「いいことだね!!」
菅沼「そうです、いいことですよ!!」
前橋「なるほど、マイナスになりそうなことこそ意識的にプラスなことにつなげていかなくちゃいけないんだな」
菅沼「お家でひとり寂しく咽び泣くよりも、お外で人目を気にしながら泣いていれば、いつのまにか優しい風やまあ時には優しくない風が涙を乾かしてくれるのです」
高峰岸「お前、誰かと一緒に帰ろうという発想はないのか!? もうちょっと人を信じろよ!!」
菅沼「だって、人間に興味ないから会話が続かないんですよ。この事実に気づいてしまったときの衝撃ときたら!!」
前橋「おおう…」←衝撃、くらった。