脚がひょこってなる菅沼くん。

菅沼「前橋教授、僕、歩いてる時に、脚がひょこってなるんですけど、治療できませんかね?」
前橋「それ、神経内科じゃないの?」
城「あはは、菅沼くん、専門違いだったねえ☆」
高峰岸「脚がひょこって何?」
菅沼「例えるならば、歩いている最中に、僕の意識とは無関係に突如脚を持ち上げるように引っ張るんですね」
高峰岸「ごめん、オレ、その経験ないわ…」
城「あれだよ、うとうとしてる時にさ、身体がびくんってなるじゃん。菅沼くんは、ばりばり目覚めてる時にもあるってだけだよ。確か、あれにも名前あったよね、忘れたけど!!」
前橋「医師免許持ってる人が忘れちゃったの? で、菅沼くんのって、協調運動障害なの?」
菅沼「子供の頃は原因不明なので、周りの人には、ただ単に『脚が悪いんだよ』と言い訳してましたね。なんていうかもう運動するのが本能的に気持ち悪いんですよね。僕、なわとび30秒くらいで、吐きそうなくらい気持ち悪くなっちゃいます」
城「ええ、体育の授業、大変じゃん!!」
菅沼「だから、縄跳び大会とかマラソン大会とかそういうのがあったせいで、簡単に神経症になれましたね」
高峰岸「うぉう…。だから、今の性格なのか…」
前橋「いつまでもトラウマをこじらせている菅沼くんは、大変いじらしくもあり可愛らしいけれど、まあ、辛かったら心療内科なりなんなりで吐き出してきたほうがいいよ?」
城「私と同じ精神科行く?」
菅沼「医者に知り合いだと思われたくないです…」