新商品に目が無い。

大学生協
鷺沼「お、新商品だ。買っておこう」
名寄「紅茶、春限定…」
鷺沼「名寄はハニーラテとかなんかこう甘ったるいのが似合うぞ☆」
名寄「じゃ、僕はブラックコーヒーで」
鷺沼「先輩の意見を無視する気か!?」
名寄「好きなの、飲ませて下さいよ」



鷺沼「鶫ちゃん、はいこれ。次実ちゃんの大好きなお紅茶で新商品が出てたんだ♪」
鶫「うーん、これ、本当に桜の香りする?」
名寄「……?」首を捻る。
鶫「恵太くん、これ、桜の香りしないよ」
鷺沼「ええ…!?」衝撃の事実、発覚。
名寄「女の子は新商品に目が無いのだ、と嬉々とし購入したものなのです」とノートを見せる。
鶫「まあ、いいよ。私、桜の匂い、あんまり好きじゃないし」
鷺沼「鶫ちゃん、優しいね…」目尻の涙を拭う。
鶫「いちいち落ち込まなくていいから」