英単語の覚え方。

菅沼「うう、英単語が…。覚えられない…」
高峰岸「お前、一応、医師免許は持ってるんだろ? あの国家試験を突破したとは思えない発言だな」
城「いや、実は持ってなくてどうしようもないから、とりあえず大学院に来たのかもしれないよ?」
前橋「いや、菅沼くん、医師免許持ってるけど? あ、あれもしかして偽造なの?」
城「ええ、それ犯罪だよ。捕まっちゃうよ?」
菅沼「もう、高峰岸せんぱいが変なこと言い出すから、誤解されちゃったじゃないですか!!」
高峰岸「ああ、ごめんよ。菅沼」
菅沼「僕が困っているのは、前橋教授の試験です…」
前橋「ええ、何。あんなに愉快な試験内容は医学部試験多しども僕のが一番だよ?」
高峰岸「なんなんですか、その自信…」
城「私も現在進行形だけど、レポート回収した後に、白紙再現しろってやつだよね?」
前橋「だって、自分で作ったレポートならそらで書けるものでしょう。普通」
高峰岸「まあ、大学受験のときに、やらされましたけども。家庭教師がコピー用紙を束で持ってくると、どんだけ書かせる気なんだって恐怖でしたけども」
前橋「菅沼くんはねえ、絵は上手なんだけど、いつも微妙にスペルミスするんだな。先生は、その間違い探しが大変楽しい」
菅沼「だって、conceptionのの日本語訳、『概念;考え;妊娠』ですよ。信じられない。何、その多義語ってなりますもん!!」
城「ああ、確か『想像妊娠』みたいな感じかなあって覚えた」
高峰岸「その覚え方だと危うくないか…? 普通に、変なのってケチつければ覚えられるって」
前橋「リズムに乗ればいいんじゃない? それで、英検1級取ったって、予備校の先生が言ってたよ。手、叩いて。英単語だけじゃなくて、文法もリズムで覚えれば、センター試験でもするする〜って出てきたよ」
城「ああ、私も最初は単に手を叩きながら、覚えてたんですけど、そのうち、妙なメロディがついてきました。もうミュージカルですよ。fantastic、すてーきーなあ、とほーうもなあい、かくうのー、fantastic♪」
菅沼「わあ、楽しそうですね」
城「うん、うちの三つ子ちゃんも一緒に歌うよ!!」
前橋「うん、まあ、好きな方法で覚えるといいよ」笑顔。