なーくんを可愛がる鷺沼くん。

鷺沼「ほら、名寄。お昼ごはん、何が食べたいんだ!? 心優しき先輩が、筆談頼りの後輩に代わって、食料を調達してきてあげよう」
名寄「ええと、なんか定食っぽいものを」
鷺沼「定食っぽいものってなんだ!? 素直に定食を持ってくればいいのか、それとも単品の組み合わせでオリジナルの定食を作ればいいのか、一体どっちなんだ!!」
名寄「じゃあ、可愛らしい感じでお願いします」
鷺沼「お前、どうせ行きつけの美容室でも同じこと言ってんだろう」
名寄「はい、そうです」
鷺沼「くそう、オレは試されているぞ。可愛らしい定食もどき…」



鶫「恵太くん、なーくんのお昼ごはんいつも代わりに買ってきてあげるんだって? 優しいね」
鷺沼「あいつ、喋らんから」
鶫「きっと失語症かなんかだと周りには思われてるんだろうね…」
鷺沼「名寄の夢は、将来立派な数学者になって、そんで会議でも一言も発声せずに通すことらしい。いまいち、意味がよくわからん」
鶫「へえ、そうなんだ」