統の理想の将来像。

統「なあなあ、朝陽お姉ちゃん。学校の宿題でなあ、将来の夢を作文で書いてきなさいって出たんやけど。お姉ちゃんの夢ってどんなん?」
朝陽「え、それはもちろん統ちゃんと夢のような生活を送ること!!」
九原「やめなさい!!」
朝陽「ええ、なんで? 統ちゃんの弟の栄くんかて、絶対、おんなしこと言わはるで!?」
統「うん、普段からよう言わはるで?」
九原「私には解るんだが、それ、ただ純粋に一緒に暮らせたらいいねってことじゃあないよね?」
朝陽「当たり前や。なんやと思ってるん? うちは天下に名高い『本格派サイケデリック女優』の谷地朝陽やで!!」
九原「それ、ていうか、褒め言葉なの…? サイケデリックって意味、解ってる…?」
朝陽「まあ、それは置いとくとして。まず、統ちゃんは薬学部行くんやろ?」
統「うん、おじいちゃんが薬学部やったから。みんなして、私には薬剤師くらいがちょうどええって言うし」
九原「うん、薬剤師いいと思うよ」
朝陽「せやな。統ちゃんは研究者って感じでもないし…。まあ、栄くんなら数学者になるんやろうけど」