菅沼くんの未来の嫁のハナシ、その1。

前橋「今日、城さん、お休みだってー」
高峰岸「やれやれ、うるさいのがいなくて今日はさぞかし作業がはかどることだろうな」
菅沼「ホントに、城せんぱいは高峰岸せんぱいに辛くあたっていますからね」
高峰岸「名前が長いから、とか言ってるけどただの因縁だよな」
前橋「うちの研究室の紅一点なのに、何故か女の子という感じがしないよねー☆ふふっ」
高峰岸「それを言うなら、教授やら菅沼やらのほうがよほど大和撫子らしいですよ」
前橋「わーい、誉められた♪ありがとう☆」
菅沼「ど、どこが…!?」
高峰岸「まあ、ひとつだけ言えることは、オレは城のようなうるさい女とは結婚したくないということだ」
前橋「僕もやんちゃなのはいいけど、うるさいのはゴメンかな☆菅沼くんは、好きな女の子のタイプとかってある?」
菅沼「はい、子供の頃に、親から『自力で結婚できないようだったら、相手、見つけてあげるから』って言われたことがあって、それで、自分の理想の花嫁像を考え続けてきました」
高峰岸「クソ真面目なヤツだな…」
菅沼「まず、白髪染め以外の髪を染める行為は許しません。まあ、パーマは可とします」
前橋「わかるわかる!!もとから茶色いのならいいけど、いちばんは自然な毛色だよね☆」
菅沼「髪質は固くてもいいですけど、どちらかと言えばストレートぎみなほうが好きです。ストレートパーマとか矯正はなしで」
前橋「さすが、ナチュラル志向☆」
菅沼「で、長さは肩につくくらいで…」
高峰岸「まだ、髪の話しかしてない!!」
菅沼「目は、断然、ぱっちり一重派です」
高峰岸「何それ」
前橋「ぱっちり一重、和むよね〜。アイドルとかってテレビや雑誌で見るぶんには二重って可愛いけど、家庭に置いとくならならね〜、そうだよね〜」
菅沼「高峰岸せんぱいはうちの研究室で唯一の二重まぶたの持ち主ですから解らないでしょうが、一重のままでも目が大きい人は目が疲れて二重になると超不細工になってしまうんです!!」
前橋「そうそう、なんかすっごくびっくりしてるみたくなるよねー」
菅沼「ぱっちり一重の嫁ができたら、毎日の睡眠はしっかりとらせてあげたい!!」
高峰岸「そろそろ飽きてきたぞ…」



つづく☆