精神科医と小児科医の邂逅。

浜太朗「というか、頼まれたのはええとしても、朝霞はいずこに…?」
とりあえず、神経内科に行ってみる。
浜太朗「あの、えーと、朝霞先生は…」
ナース「医局にもいないみたいだし、今は休憩時間だからきっとあそこにいると思いますけど」
浜太朗「と言いますと?」
ナースからその場所を聞き、苦笑する浜太朗。
浜太朗「あ、ああ…。どうも、ありがとうございましたー…」
浜太朗(オレ、あそこ苦手なんやけどなぁ…。何か出そうで…)
と、わかりやすく肩を落とす浜太朗だったが、廊下で見知らぬ子供を引き連れた姉と遭遇する。
叶恵「あ、浜太朗」
浜太朗「姉ちゃん。神経内科に用事なんて珍し…」
よく見れば叶恵が手をつなぐ子供はパジャマを着ている。
浜太朗「こ、この子患者さんなんや…?」
叶恵「そうやけど、何?」
しかも恐らくは朝霞の名前が書かれた保冷剤を握っている。
浜太朗「何してはるん、ほんまにっ!?」患者の手から保冷剤をもぎ取る。
叶恵「えー、それは、朝霞くんに頼まれたから小児科の冷蔵庫に保冷剤を。で、いい頃合になったから朝霞くんのところにまで持っていってあげようと」
浜太朗「それはええ。それはええけど、何故、自分とこの患者さんを引き連れてはるん?これ、どう見ても散歩とかそういう感じではおへんよなっ!?」
叶恵「当然や。何故なら、次回からはこの子に運ばせる予定やからな。ほんまなら今回からと思ったけど、神経内科の場所がわからへんって言わはるから…」
浜太朗「なんやと思ってはるん!?何のために入院している子供にそういうことさせようと思いつきはるん!?」
叶恵「いやいや、この子の場合ちょっと耳を手術しただけで動くぶんには問題おへんって☆」
浜太朗「そうやない。そうやないって…」

以下、読了。
デュラララ!!×8 (電撃文庫)そして、今年初の虫さされ…。