綾綺先生と、運動部。

朝霞「昨日、あずみん、綾綺先生と皋とで、お昼ご飯食べたんだって? 各医局で、話題になってたよ」
安曇野「だって、せせ、人見知りだから、人のたくさんいる食堂とか、うん、人目を避けてお庭に行ったの…」
米谷「何故、人目を避ける…!?」
朝霞「まぁ、それはいいとして、綾綺先生と皋って、珍しい組み合わせだな。二人、会話したの?」
安曇野「いいえ。二人はせせを真ん中にして、代わりばんこにせせとお話ししていたわね…」
米谷「やっぱり‼」
朝霞「精神科研修で、綾綺先生から、『君は運動部出身か』って聞かれたもんな…」遠い目。
安曇野「だって、運動部の人、恐いじゃない‼」
米谷「ここに、運動部の人は、居らんけども…」
安曇野「やーたん、文芸部に、落研でしょ? どう見ても、いい人‼」
米谷「う、うぅ〜ん…」
朝霞「運動部は、すくーるかーすと上位だからな…」
安曇野「でしょ? 体育のドッジボールにて、毎回、チーム分けで最後に残される人の気持ちなんて解らない人種なのよ」
米谷「あぁ〜‼ オレもそうやった…‼」
朝霞「僕も」
安曇野「せせも‼ 女の子の自尊心が10歳くらいがマックスで、以後、下がっていくそうなの…。ドッジボールもあります‼ 理由のひとつです‼」
朝霞「あるな」