仙台市民のような、風邪のひき方。

名寄「やたら寒い、やたら疲れる、喉が痛い、青っぱな、ちょい高い体温。そうか、自分は風邪をひいていたのか‼」
鷺沼「気付くの遅いよ、名寄…?」
名寄「なんか大人になってからの風邪が、ひきはじめのまま、ひきおわりの症状になるので、そごで風邪ひいたぜ的状況にならなくって…。あれ? あれって、本当に風邪だったのかな? みたいな、とりあえず、青っぱな出たので花粉症ではありませんね」
鷺沼「なんか、仙台市民みたいな、風邪のひき方だな」
名寄「仙台市民ですか…。宮城県以外の東北地方出身者が感じる『仙台の人、東北人っぽくない‼ なんか冷たい‼』ってやつですよね…」
鷺沼「あの人たちは、都会の人でありたいんだよ。コンビニの数も全国3位だし。生粋の仙台市民は、その場に初対面の人がいたら、社交辞令として話しかけてくるけれど、それが『私と仲良くなりますか? 嫌なら、結構ですが』って、一歩ひきつつ、話しかけてくるんだよ‼ 他の東北地方は、口ではそう言ったとしても、三回くらいは、普通誘ってくるからね? その調子で最初に断ると、もう友達にはなれないんだよ‼ 東京の人でも、もうちょっと優しいと思うぜ!?」
名寄「というか、恋愛漫画とか、成り立ちませんよね。仙台が舞台だと…」
鷺沼「『好きです、付き合ってください‼』『おれも、好き‼ 』か、『気持ちは、ありがとう‼ でも、おれは、嫌い‼』みたいな…。初対面だと、このパターンのみ…」
名寄「もともと友達だったら、プレゼンしちゃうんですかね? 『私と付き合うと、実家のお店で10%びき、なんてお徳‼』とか…? うーん、仙台の恋愛漫画か…」
鷺沼「……。名寄、お前さ、アレルゲンがスギじゃないだけで、別の花粉症なんじゃね?」
名寄「別…‼」