「暗号、研究してた」。

安曇野「そう言えば、高校の時、理数科の課題研究で、数学班は暗号の研究してたなぁ〜。懐かしい」
米谷「……。高校生が暗号の研究…?」
安曇野「うん」こくん。「公開鍵がどうたらこうたら、素数だよとか」
皋「数学だね‼」
米谷「はぁ…?」
安曇野「完全によく解らないなぁ〜って顔してるわね、やーたん」
朝霞「暗号大好き、江戸川乱歩先生だよ」
米谷「乱歩先生な、時たま、暗号が暗号すぎて解らないよという時あるな…」
安曇野「『二銭銅貨』ね」
朝霞「そもそもそんな細工できないよという解説という名のつっこみがあるんだ。あれは、素敵だな」
安曇野「結構、解説でつっこまれるわよね。これが、ホームズものなら、『ホームズが説明しわすれた』『ワトソンが勘違いしてる』ですまされるのに…」
米谷「だって、乱歩先生、答え書くの忘れるもん」
安曇野「まぁ、他の作品読めば解るんだけどね」