「髪の毛、結ってたのに…‼」

食堂。
安曇野「……」濡れた手の甲を、しかめ面で見つめる。
皋「味噌汁じゃない、せせらぎちゃん」
安曇野「髪の毛、結ってたのに…‼」
朝霞「そろそろ髪切れば?」
安曇野「違うの、違うのよ。前日によく寝て、髪の毛もサラッサラにしておいて、非月曜日で、せせの休日と重ならないだけなのよ‼ そしたら、あっという間に二年よ!?」
皋「なんか大変なんだね。髪を切りに行くだけのことが」
安曇野「せせ、暇な日が、何故か月曜日なのよ」
朝霞「月曜日は、定休日だものな」
皋「せせらぎちゃん、いっぱい寝ないと、美容室の椅子に耐えられないんだもんね」
安曇野「そうなのよ‼」