「劇のルールって、難しいわよね」。

安曇野「劇のルールって、難しいわよね」
皋「なんか観たの、せせらぎちゃん」
安曇野「2015年にやった『孤島の鬼』を観たわ。映像で」
朝霞「江戸川乱歩の作品は、劇として魅せやすいよね」
米谷「……。『孤島の鬼』って、エログロやなかったっけ…?」
安曇野「『以下、中略』って何回も言ってた。原作未読だけど、まぁ、そういう表現多いよね。乱歩」
皋「で、劇のルールって?」
安曇野「基本的にみんな白い衣装で、赤いもにょもにょ、ひらひらは、まぁ、そういうことだったのよ」
美稲「……。解るやろ!? それは、解るやろ!?」
安曇野「まぁ、解ったけど、『プルートゥ』の劇でも、ロボットの動きなんだっていう御約束に気づくのに時間かかった」
皋「観てればそのうち気づくなら、別にいいじゃん」
安曇野「まぁね。それにしても、箕浦が小悪魔だよ‼」
美稲「箕浦な」
朝霞「あいつ結局、三人をもてあそんだからな」
米谷「もてあそんではない、こともないか…」
安曇野「最終的に、純愛小説になってたし。お前、結局、先輩の事好きなくせに初代の妹と結婚してんじゃねぇよ‼ そして、『あるある早く言いたい』深山木‼ 変態しか出てこねぇじゃねぇか‼」
皋「結局、楽しかったんだね。せせらぎちゃん」
安曇野「うん、楽しい‼ 曲馬団の子供が『ブルブルブルブル』言っちゃうの、楽しかったの」
米谷「ピンポイントやな…」
安曇野「続けて言うのは、難しいんだぜ?」
米谷「そうでしょうね」
以下、読了。

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