ガウチョには、靴下。

安曇野ガウチョに、タイツってダサイと思わない?」
皋「私、スキニー一択だからなぁ〜、よく解んない‼」
朝霞「ガウチョってあれだろ、西部劇に出てきそうな裾が広がったやつ」
安曇野「そうそれ。あれは、バランス的に靴下をはかないとダサイのよ。もしくはショートブーツね」
米谷「そんなに言うんやったら、靴下はかはったらええんやん」
安曇野「京都の底冷えをなめるなよ‼ 早朝の電車を待つあの時間‼ 心が冷え冷えするのよ‼」
朝霞「あれな、嫌だよな。電車を待つ時間が一番嫌」
米谷「真冬はガウチョやめはったら?」
安曇野「やはり、そうなるわよね。だって、ガウチョにタイツなんかはいたら、足の伸びたひよこみたいで間抜けだものね」
米谷「枕草子?」
朝霞「あれ、可愛いもののたとえじゃなかったっけ? いとらうたしもの」
安曇野「あれ、可愛い、可愛い言っているけれど、作者、清少納言よ?」
皋「そっかぁ、枕草子って、随筆だもんね。今で言うSNSだよね。つまり、こんなに可愛いものが好きな私が一番可愛いの法則」
米谷「ひっ…‼」
朝霞「悲鳴が聞こえた」
安曇野清少納言、バリバリ働くインテリ女房だしねぇ。本当に思ってるのかよというところはあるわよね」
朝霞「計算なのか」