「ホリック」再読と、死の予感。

安曇野「美稲くん、あのね、今度は『ホリック』を読み返したのだけれど」
美稲「それで?」
安曇野「私、そろそろ、自然にかえるかなと思ったの」
美稲、絶句。
朝霞「返答に困るよ、あずみん…」
安曇野「だって、思ったのだもの」
皋「それじゃあ仕方ないね」
安曇野「今回の『ホリック』の新刊には特装版にあの映画の初ぶるーれいがついてくるそうなの。それで、高校の修学旅行から帰ったその日に、テレビで観たっけなぁ〜、どんなお話だったかなぁ〜とか思って」
米谷「……。それで、話飛びすぎでは…!?」
安曇野「およそ10年を振り返ってみて、随分、取り返しのつかないところまできてしまったなぁと」
米谷「あずみんが取り返しつかへんかったら、おれは…!?」
皋「いや、これはせせらぎちゃんの話だから‼ 一般化しないでも大丈夫だよ、米谷さん‼」
朝霞「60歳で研修医になる人が居るんだから、米谷さんは十分許容範囲です‼」
米谷「う、うん…」