「とりあえず、鎖骨リンパマッサージしとけ」。

佐世保「前橋先生って、美意識高いですよね‼」笑顔。
城「何でも聞いたら答えてくれるぜ☆」
前橋「解剖学的なことしか答えられませんが。化粧の仕方は知らないし」笑顔。
高峰岸「……」目線をそらす。
佐世保「やっぱ、鎖骨ですか?」
高峰岸「質問の意味が不明なんだが。というか、本当にそれ質問なの?」
前橋「質問だよ、高峰岸くん。さて、佐世保さん。とりあえず、鎖骨リンパマッサージしとけ」
佐世保「みんな、そんな言うほど浮腫んでるものですかねぇ?」
前橋「解剖学の先生的に、芸能人は美人が超頑張った結果なんだよ」
高峰岸「まぁ、そうですね」うんうん。
城「スッピンとか言ってねぇ…」
佐世保「あれ、化粧してますよね。それ以前に、ねぇ、いろいろ」
高峰岸「もう哀しくなってくるから、それくらいで」手で制し、目線をそらす。
佐世保「それで、鎖骨でしたっけ?」
前橋「そう。鎖骨リンパマッサージしとけば、いろいろ解決するんだよ。まず、みなさん、溺愛の胸鎖入突筋、鎖骨、頸動脈なんかが超くっきりはっきりします」まじ。
高峰岸「なんですか、頸動脈好きの人って」
城「夏目漱石の『こころ』だろ?」
佐世保「あれは、素敵ですね」
前橋「それどころか、君たち、渡辺淳一の医学小説だよ。これらの三点セットを探す前には是非鎖骨リンパマッサージをおすすめするね」
高峰岸「やめてください、あなたも、一応、医師免許持ってるんですから」涙目。
前橋「まぁ、三点セットが見えるくらいだから、こまめに鎖骨リンパマッサージしとけば、首のしわなんかよりにくくなっていいぜ。あと、目なんかもぱっちりする」
城「そんな、アイラインいらずですか!?」感動。
佐世保「今度、城画伯に描いていただきましょうよ、紗々ず頸動脈‼」
城「えぇ、頸動脈なんて恥ずかしいなぁ☆」
高峰岸「……。恥ずかしいのか?」