「朝霞くんが、切ないことばっかり言う」。

京都。
米谷「なんなんやろな、最近の朝霞くんときたら」
安曇野「何かしら?遠くへ行ってしまった友人のことをそんな風にぼやくだなんて」
皋「朝霞かぁ…。髪の毛、短くなっちゃったよね」
美稲「残念や、ほんまに残念や」
米谷「僕も、大学時代の髪型のほうが好きやけども」
安曇野「うん、せせも」
米谷「朝霞くんが、切ないことばっかり言う」
美稲「同意します!!」
安曇野「どっかの新幹線が開通したり、しきさん☆ のことだったりね?」
米谷「そうや、それそれ!!」
安曇野「まあね、でも、きっとそれも、くなたんが大人になってしまったというひとつの証なのよ、きっとね」
皋「そうなんだ…」
安曇野「そうなのよ。せせだって、後期研修に入ったら、さすがにこのくるくるしたのやめようと思うし」
皋「え、ええっ…!?」
美稲「むしろ、前期研修でも駄目やと思うで…?」
米谷「行く先々のオーベンにそれやめろって言われてはるからなぁ…」しんみり。
皋「じゃあ、私も、この髪型やめる。どうせ外科行くし」
安曇野「そうよね。女子が外科行ったら、髪型にいちいち凝っていたところで、ねえ?」
米谷「切ない、今日の話はなんだか切ない!! 美稲くんは、何を止めはるん?」
美稲「いや、オレは精神科ですし。髪型は、別に、これ子供の頃からおんなしやし」
安曇野「ああ、やーたんも子供の頃から同じっぽい」
米谷「同じですが、何か?」
皋「なんかあるのかな。髪型変わる人と、変わらない人と」
安曇野「まあ、本質はそこにはないからね」
米谷「切ない!!」
美稲「そうですか?」
以下、読了。

仏ゾーン 2 (集英社文庫―コミック版)

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