スパイシーココアに憤る、鷺沼。

名寄が何か飲んでいる。
鷺沼「名寄、何飲んでんの?」
名寄「ココアです。先輩も飲みますか?」
数分後。夜込さんがやってくる。
夜込「なんかやたらスパイシーな香りがするねえ。この部屋」
鷺沼「ちょっと聞いてよ、鶫ちゃん‼ 名寄が偽物ココアを寄越してきたんだ‼」
名寄「人聞きの悪いことを言わないで下さい。ちゃんとした世界的に有名なメーカーのココアですよ?」
鷺沼「だって、甘くないじゃん。スパイシーじゃん‼ 八ツ橋かっつーの‼」
名寄「世の中には、スパイシーなココアだってあるのです。そもそもチョコレートなんて、ただの苦い飲み薬だったというではないですか。これは、むしろ原点回帰というものですよ」
夜込「ココアだと思って飲むから腹立たしいんじゃない。だから、これは飲む八ツ橋だと思えば万事解決のはず」
鷺沼「鶫ちゃんがそういうならば」頷く。