せせらぎちゃんには、ベストがよく似合う。
廊下。
浜太朗「お、安曇野さん。おはよう。そのベストよお似合うなあ」
安曇野「……。おはよう、夜勤だったの?」
浜太朗「は、話をそらされた…!?」
皋「あ、せせらぎちゃん。今日の服、夏っぽくって可愛いねえ。そのスカート、まりんってやつ?」
安曇野「まあ、果枝つんたら。お洒落さんになってきたわねえ」微笑み。
米谷「君ら、おそろいになってはるで。お、何。その靴。スニーカーの色、ええなあ」
安曇野「ベストのリボンと同じ色なのよ」テンション低い。
米谷「……?」
安曇野「酷い。今日のファッション、皆に褒められたけど、一番のお気に入りが美稲くんだったなんて!! これじゃあ、学部時代、ミスターコンテストとミスコンテストで一緒に優勝したなんて、やっぱり、つきあってんじゃねえの。むしろ、つきあってるんでしょとか、心無いことを言われてしまうんだわ」顔を両手で覆う。
米谷「いや、考えすぎやから」
皋「うん。だって、せせらぎちゃんは、美稲より、私でしょ?」
安曇野「うん」
米谷「ボーダーちゃん、かっけえ…!!」感動。
以下、読了。
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