「がびーんとしか、言いようがないわ」。
医局。安曇野さんが、酷い顔でデスクに座っている。
米谷「なんや、あずみん。またあいつか?」
安曇野「違うの。今回、おバカさんだったのはせせなの。本当に、がびーんとしか、言いようがないわ」
米谷「ほら、お兄さんに話してごらん。楽になるで?」
安曇野「買ったばかりのマグカップとカッターを洗濯機で洗ってしまったの」
米谷「……。ええと、それ、は…」※お兄さん、困っています。
安曇野「どうせ湖水お兄さんもおバカな女の子だなあと蔑んでいるのでしょう。だから、適切な慰めの言葉を探せないでいるのだわ」
米谷、必死に言葉を探す。見つからない。
以下、読了。
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