「餃子を、包ませて下さい」

鷺沼「鶫ちゃん、今日の放課後、一二三研究室で餃子パーティーがあるよ☆」
夜込「……。何故、餃子?」



回想。
名寄「餃子を、包ませて下さい」と黒板に書く。
鷺沼「名寄、餃子好きなの?」
名寄「餃子って、当たりはずれありますよね」チョークをカツカツする。
一二三「餃子買ってくればいいの?」
名寄「だから、包ませて下さいと書いているのに」
鷺沼「一二三先生、名寄が苛立っています」
一二三「先生、スーパー行ってくる」涙。
名寄「勝手に行くな」黒い。
鷺沼「なあ、もう、セミ餃子でいくないか?」
名寄「それじゃあ、変わり種が!! チョコ餃子が!!」力説。
一二三「……」



鷺沼「これで、解った?」
夜込「なーくんが餃子に対して並々ならぬこだわりを持っていることだけは」
鷺沼「名寄の包んだ餃子、めっちゃ綺麗なんだぜ☆」
夜込「それは、想像に難くない」