なーくんと、コロポックル。

鷺沼「名寄さ、コロポックルとコロボックルって、どっちが正しいの?」
夜込「何故、なーくんに聞く…。あ、道産子だっけ。なーくんって」
名寄「結論から言うと、どちらも正しいのです。アイヌではPとBの発音の区別がないのです」
鷺沼「へえ、そうなのか。んじゃあ、鶫ちゃんの将来の職場は、ホスビタルでも正しい訳か」
夜込「ホスビタルって!!」
鷺沼「やっぱり、お前の実家の近くってフキ畑があるもんなの?」
名寄「言っておきますが、僕は札幌の人です。バリバリ都会ですよ」
夜込「なーくん、お洒落さんだもんなあ」
鷺沼「フ、フキは…!?」涙目。
名寄「ああ、でも、親戚にフキ畑やってる人いますよ。2メートルくらいの高さになるやつ」
鷺沼「写真ないの!?」
なーくん、鷺沼にスマホを渡す。
夜込「なんで、そんなにフキにくいついてるの…?」不審に思う。
鷺沼「これ、名寄が映ってないよ!!」憤慨。
名寄「いや、だから、フキ畑ですよ」当然のように。
鷺沼「オレは、『フキの下の人、名寄バージョン』が見たかったんだ!!」力説。
名寄「じゃあ、今度の休みに撮ってきます」約束。
鷺沼「うん、そうしろ!!」命令。