悲鳴を上げる、なーくん。

夜込「なーくんて、悲鳴なんか上げることあるの?」
鷺沼「オレは、聞いたことない。泣き声なら聞いたことあるけど」
名寄「下駄で坂道ダッシュするはめになったことあるんですけど、悲鳴は上げませんでしたね。『千と千尋の神隠し』で、外の階段だーって感じです。リアルにそんな感じでした。あと、自転車で坂道孟スピードもあったけど、悲鳴なんか出しませんね。『あ、ああ、やばいな、これ』くらいのつぶやきのみです。梶井基次郎の小説に、ちょうどそんなんがテーマの短編があって、『これ、超解る!!』って感じでした」
鷺沼「お前、悲鳴くらい上げられないと大変だぜ? そんな犯罪的可愛さのくせしやがってからに」
夜込「そうだよ、そんなに可愛いのに。あ、防犯ブザーは?」
名寄「僕は小学生の女の子ですか…」とノートを見せる。
鷺沼「あれ、間違いでやられたらすごく嫌だなあ。その点、熊避けの鈴ならまだしも感がある。お互い、言いわけが効く。それに、鈴って魔よけらしいし。理に適っているぞ」
夜込「そんなものかなあ」
名寄「あ、思い出しました。自宅でパソコンから印刷する時、プリンタにコピー用紙が詰まるとそらもう悲鳴みたいな音出すじゃあないですか。あれには、僕も、悲鳴を上げます」
鷺沼「どうせ折った紙を伸ばしてプリンタにつっこんでるんでだろ? そういうことすると、詰まりますよって情報の講義で習っただろ?」
名寄「A3のコピー用紙を六等分にする勉強法、なかなかいいんですよ」
夜込「八等分にすると絵本になるよ!!」
以下、読了。

鹿男あをによし 第2巻 (バーズコミックス)

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鹿男あをによし 第3巻 (バーズコミックス)

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