登山数学家、一二三先生。

名寄「あ、『数愛』ですか?」
鷺沼「おい、名寄!! 我らが指導教官の一二三先生が『数愛』に掲載されているぞ!?」
名寄「そりゃあ、一二三先生は数学者ですからね。数学の雑誌に載っていておかしいということもないでしょうよ」
鷺沼、何も言わず、名寄に雑誌を渡す。
名寄「うん、え…!?」
鷺沼「これでよく解っただろう。オレたちの一二三先生はこんな人だったんだよ!!」涙。
名寄「本人に直接聞いてみましょう」キリッ。



研究室。
鷺沼「一二三先生!! 今月の『数愛』の記事について質問があります!!」涙目。
一二三先生「いやあ、インタビューされてしまったよ」嬉しそう。
鷺沼「何故、肩書きが『登山数学家』なのですか!? これでは、数学よりも山ラブみたいですよ!!」
名寄「ええ、そこ!?」驚愕。
一二三先生「だって、『数学登山家』よりそっちのほうが語感、良くないか!?」
名寄「まあ、それは人によると思いますが、数学『家』って何?」とノートを見せる。