なーくんの偏食。

大学の食堂。
名寄「あ、鷺沼先輩。人参、あげますね。あ、それから、ピーマンと茄子、椎茸もどうぞ」
鷺沼「お前、何を食う気なんだ!?」
名寄「やだなあ、そんなの肉と皮ですよ。たけのこも食べます?」



鷺沼「ぬああ〜、名寄!! オレの後輩、名寄!! もう心配!! 本当に心配だよ!!」
夜込『だからっていちいち電話してこないでよ』
鷺沼「だって、あいつ、本当に何食って生きてんの? あの子、オレがついていってやんなきゃ食堂でろくに注文もできないんだぜ?」
夜込『でも、なーくんも実家に帰るんでしょ? だったら、大丈夫じゃない』
鷺沼「いや、あいつの実家って北海道だろ? なのに、名寄のあの小ささよ!! 熊に、熊に食べられてしまう…」
夜込『バカなの?』