若草山と大文字山。

城「まあ、結局、菅沼くんは革靴とレインシューズを先生に買ってもらうと」
菅沼「やはり、スニーカーも最低一足は持っていないと。いきなり大文字山に登りたくなることもあるかもしれないので」
高峰岸「それ、ある!? ねえ、あるかい!?」
前橋「ふふふー。いいよ☆ 僕も常々、若草山に登ろう登ろうと思っていて結局登らなかった学生時代の思い出があるからね。あれは、僕にとって、結局は見る山だったのだと今は思うよ。ていうか、東大寺とか興福寺とかをうろちょろしてるだけで、もう疲れてしまうもの。あれは、若草山登山だけを念頭に置かないと無理だね」
城「登ってないじゃないですか。自分ができなかったのに、菅沼くんが本当に大文字山登山するとお考えで?」
前橋「まあまあ。登山を思い立ったときに、革靴とレインシューズしかなくては、辛いものがあるだろう。僕は登っていないが、若草山から見下ろす夜景は日本三大夜景だから、高峰岸くんがデートで登るだろうと僕は期待しているよ」
高峰岸「まあ、そのうち行くでしょうね」
菅沼「高峰岸せんぱい、大変ですね。じぇい奈良から歩くんですね? オレは行基さん前なんかで待ち合わせしないぜっていう方針ですよね? 東大寺の方向をけなげに見つめる行基さん…」
前橋「じぇい奈良からがいちばん観光地らしくて素敵さ。ちなみに、真夏の三条通りはとにかく酒粕臭い」
菅沼「夜景と言えば、函館山のケーブルカーが恐怖だったのだと、入場者数をカウントされているうことに心がざわつきました。あと、電気料金がすごく気になって」